多汗症治療でボトックスの危険性とは:手術や対策、制汗剤

◆ボトックスを利用した多汗症治療の危険性とは

ボトックスによる多汗症治療は液体状（態）のボトックスを内皮に注射します。施術した所を強く圧迫すると、液体のボトックスが散らばって、多汗症の治療目的としているマッスルと異な部分まで影響が出る可能性があります。多汗症の機能を及ぼす汗腺と、ボディーを動かすためのマッスルは位置が全然違いますのでボトックスで汗腺に作用するマッスルをブロックしても、動作に問題はありません。

ボトックスによる多汗症治療を行った３〜４ヶ月間は精神安定剤や筋肉をゆるめる薬剤などは、何らかのトラブルが生じする原因となるため、使えません。この他、妊娠している時はボトックスの安全性がはっきりしていません。変だなあーと感じたらすぐに施術した医院に連絡し適切な処置を行いましょう。また注射をした所を激しくこすったり、圧迫するような行いはよくないのでしないようにしましょう。

安価な薬を望むならば、イプセン社のディスポートがあります。ですが、ディスポートはアラガン社の開発したボトックスの約５倍の量が必須となります。良心的な医院ならトラブルは無いでしょうが、医院によっては古いボトックスの使い回しや、余計に薄めたボトックスを使用するクリニックもあるので注意しましょう。ボトックスは使用方法を間違わない限り安全性に優れていますので、治療に安心出来る医院を探しましょう。